A 鍼を刺すと独特の感覚があります、これは「鍼のひびき」と言われ
中国の鍼灸では「得気」と呼びます、得気とは刺入した際に、
患者または術者が感じる鍼治療独特の感覚のことです。
ビリビリと電気が走るような感じや、重く鈍い痛み、痺れや腫れぼったさを感じる
ことが多いです。金元時代の『標幽賦』では得気が無ければ効果が無いとしている。得気が患者、術者ともに感じられぬ場合は、病巣部に気が至っていない
(刺鍼部位が的確で無い)か、刺鍼部に問題が無いと考える。
得気があるかないかは鍼の効果の一つの大きな目安となります。
深層の筋肉の周りに神経や血管が通っているため
深層筋が重度に固まってしまうことが原因で神経痛やしびれを感じる場合は
当院では、この「鍼のひびき」がないと効果ないと考え凝り固まっている
深層の筋肉(インナーマッスル)に鍼をしっかり当てて
「ひびき」「得気」が得られる治療を行なっております。
ひびきが苦手な方などへは無理をしてひびきを多く与える治療は行ないません
※脈が実している者には深刺し、溜まった邪気を体外へ引き出す
逆に脈が虚している者は浅刺し、精気を洩らさないようにする。
つまり、その脈を養い、邪気を出さないようにするのである
A 治療の効果を最大限に発揮させるため、施術後は安静にして以下に注意願います